全力をださないとやがて全力は出せなくなる
「まだ本気じゃないだけ」
「全力の俺はもっとすごい」
みたいなことを捨て台詞でいう人がいますけど
それを言う時点で
そういう人はほとんどの場合
本気も全力も出せなくなってます。
(もちろん、そうじゃない人もいます)
高校生くらいまで
スイミングスクールに通っていたのですが
そのときに、一緒に泳いでいたおじちゃんから
100%を出し切ることの大切さを教えてもらったんです。
実際に、全力で泳ごうとすると
実はそんなに早く泳げないんですよ。
無駄にエネルギーを使うもんだから
空回りして、前に進まないんです。
およそ80〜90%くらいの感じで泳ぐと
すーっと早く泳げるんです。
だから、全力を出すことって必要なんだよ
って。
ここでロジック的なことを言うと
この100%とか80%とかって
比率なんですよね。
つまり、そもそも100%がわかってないと
「このくらい」という比率がわからない。
手を抜く感覚もわからないことになります。
年齢を重ねると
自分の本気とか全力を出さなくなる、
あるいは出さなくてもいいように
効率的にできるようになるんですが
そうすると
いつの間にか
「自分の全力ってどんなだったっけ」
みたいになるんです。
出し方を忘れてしまうと
そのうち言い訳をするようになります。
そこから嫉妬と自己嫌悪のループに入っちゃう人もいます。
効率的にできるようになるのは
人生経験の賜物だし
素晴らしいことなんですけどね。
ただ、たまには全力だしてみないと。
いつまでも自分の昔にしがみつくことにもなりかねません。
ただ
本気や全力を出そうと出さまいと
それは、その人のそのときのベストな選択と行動なので
どちらにしても嘲笑の対象にはならないと思います。